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管理図(シューハート管理図)

 管理図とは品質や工程が安定的な状態で推移しているかどうかを判断するためのグラフの事です。

 単位時間ごとに状態をグラフ上に配置し、いままでの傾向とデータを照らし合わせ異常の発生具合を把握することが出来ます。

 管理図はエクセルで簡単に作れるので品質管理や生産管理関係者はぜひ覚えておいてください。

 一番オーソドックスな「X-R管理図」の作成方法を説明します。「X-R管理図」は折れ線グラフに、2本の管理限界線(UCL、LCL)と1本の中心線を記入して作成します。

 品質特性値にくせがあったり、管理限界線の外に出たりすれば、異常原因があったことを示します。

 それでは早速エクセルで作成してみましょう。まずは管理図の元になるデータを用意します。

 A列に日付、B列に濃度を入れます。これはRAND関数で出した数字なので適当です。

 C列にUCL、D列にLCL、E列に中心線を入力します。UCLは上限値なので100をC2に入力します。

 LCLは0をD2に入力しますす。中心線はE2に=(C2+D2)/2を入力します。

 3行目以降は2行目を絶対参照でC列には$C$2、D列には$D$2、E列には$E$2を入力します。

 UCL、LCL、中心線は一定の値なので、2行目のピンク部分を変更するだけでグラフを変更することが出来ます。

管理図のデータ

 データ上のセルをアクティブにしておき、メニューの「挿入」-「グラフ」をクリックしましょう。データが単純なので特に間違うことも無く、自動でデータ範囲を取得してくると思います。

 うまくデータ範囲を囲えていなかったら手動でデータ範囲を選択しましょう。

データ範囲の選択

 グラフのタイトルを入力したらとりあえずグラフを作成してみましょう。それらしい形になっていると思います。最後に修正したいのはUCL、LCL、中心線の線です。マーカーがある状態だと変だと思うので、データ系列を右クリックして修正します。タブ、パターンで線を太くし、マーカーを無しにしましょう。これですっきりしたラインになります。

データ系列の書式設定

 以上で管理図の完成です。ポイントはUCL、LCL、中心線の作成方法でしょう。会社では折れ線グラフだけ作成してUCL、LCL、中心線を後から図形のラインで表現している人がいました。それでも印刷すれば一緒ですが、簡単に変更できるのでやはり正規の作成方法を覚えておきましょう。

管理図の作成

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