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新しいルールを設定する

 新規に条件付き書式を設定したい場合の方法を説明します。まずは設定したいセルを選択します。次に「ホーム」-「条件付き書式」-「新しいルール」をクリックします。

 新しいルールのダイアログが開くので新しいルールを設定してください。ルールは6種類あるので必要なルールを選択し、内容を編集してください。

 ルールの管理からも同様にして新規ルールを作成することができます。最終的にはルールの管理から条件付き書式を管理することになります。

 ルールごとの説明をしていきます。

新しいルール

セルの値に基づいてすべてのセルを書式設定

 書式ルールの一つ「セルの値に基づいてすべてのセルを書式設定」について説明します。このルールでは「2色スケール」「3色スケール」「データバー」「アイコンセット」のルールを設定することができます。

セルの値に基づいてすべてのセルを書式設定

2色スケール

 2色スケールの設定では数値の最小値、最大値を設定するとセル内の数値を指定した色によって表示させることができます。

2色スケール

 ルールの内容欄で書式スタイルを2色スケールにします。最小値を数値の「0」、最大値を数値の「100」に設定します。色はそのままで試してみましょう。

 5教科平均点を2色スケールで表示させてみました。低い得点が濃いめの色で、高い得点ほど色が薄くなっていきます。

2色スケールの例

3色スケール

 書式スタイル「3色スケール」で設定してみました。0付近が赤、中間値が黄色、100付近が緑色の設定です。

3色スケール

 今回も5教科平均点で試してみました。全員が60点いじょうなので 黄色から緑色で表示されています。状況に応じて2色スケール、3色スケールを使い分けてください。

3色スケールの例

データバー

 次にデータバーの設定について説明します。データバーはセルの中で数値をバーの形で表します。指定のセル値がどの程度の値なのかが一目でわかります。

 書式スタイルを「データバー」にします。最小値を「0」、最大値を「100」にします。セルの左端を0に、右端を100としてデータバーが表示されます。

データバー

 5教科平均をデータバーで表してみました。2色スケール、3色スケールよりも差がはっきりとわかります。データに応じた表現方法を工夫してみましょう。

 条件付き書式を少し使えるようになるだけで、簡単に見栄えのいい書類を作成することができます。

データバーの例

指定の値を含むセルだけを書式設定

 書式ルールの一つ、「指定の値を含むセルだけを書式設定」について説明します。このルールはセルに指定の値が入力されたときに書式を自動で変更します。

 設定値として「セルの値」「特定の文字列」「日付」「空白」「空白なし」「エラー」「エラーなし」を選ぶことができます。

指定の値を含むセルだけを書式設定

セルの値

 セルの値を設定して条件付き書式を設定してみましょう。まずは設定したいセル範囲を指定します。「ホーム」-「条件付き書式」-「新しいルール」をクリックし、「指定の値を含むセルだけを書式設定」を選択します。

 のルールの編集を「セルの値」を選択し、「次の値より大きい」を選択します。値は「80」を入力します。

 書式のボタンを押して、背景色を変更するなり、文字列の色を変えるなり好きに設定します。

セルの値

 以上の設定により、80点以上でセルの色を変えるように条件付き書式を設定しました。(セル範囲はB1:G6です。)これで高得点が一目で分かるようになりました。

セルの値の例

特定の文字列

 「特定の文字列」を書式設定する場合も「セルの値」で設定するときと考え方は同じです。編集内容で「次の値を含む」「次の値を含まない」「次の値で始まる」「次の値で終わる」の四つの中から選択し、次の値を右側に入力すれば設定完了です。

特定の文字列

空白・空白なし・エラー・エラーなし

 「空白」「空白なし」「エラー」「エラーなし」、この4つを選択した場合は特に詳細な設定はありません。

 指定のセルに4つの項目が該当していれば書式を変更してくれます。空白の設定をしておけば、空白セルが一目でわかりやすくなるので便利です。

空白・空白なし・エラー・エラーなし

上位または下位に入る値だけを書式設定

 「上位または下位に入る値だけを書式設定」は指定範囲のセルの値が上位または下位の指定数に入るセルだけを書式変更します。

 下図の設定では指定範囲のセル内で上位2つ分を黄色に変更します。

上位または下位に入る値だけを書式設定

 セル範囲は合計値(セルG1:G6です。)で書式設定しました。内田氏の461点が1番で江頭氏の384点が2番でセルが黄色くなりました。

上位または下位に入る値だけを書式設定の例

平均より上または下の値だけを書式設定

 「平均より上または下の値だけを書式設定」では指定範囲のセルが、平均より上、または下の値、それと標準偏差1〜3の上位、下位の値を判断して書式設定してくれます。

 いままでの設定方法と同様にまずはセル範囲を選択しておきます。新しい書式のルールを選択したときに「平均より上または下の値だけを書式設定」を設定しましょう。

 編集方法は「より上」「より下」「以上」「以下」そしてh標準偏差の平均値より1〜3標準偏差上/下 を選択することができます。

平均より上または下の値だけを書式設定

 単純な「より上」で設定してみましょう。下図のように編集内容を「より上」に指定します。書式は背景色黄色にしました。

ルールの内容を編集

 合計欄(セルG1:G6)を書式の設定してみました。平均値より上位の井上氏380点、内田氏461点、江頭氏384点のセルが黄色になりました。

平均より上または下の値だけを書式設定の例

一意の値または重複する値だけを書式設定

 この設定は選択したセルが一意の値か、重複している値かだけを判断しています。今までと同様にセル範囲を選択してから設定しましょう。

一意の値または重複する値だけを書式設定

数式を使用して、書式設定するセルを決定

 こちらの設定はページ「条件付き書式を設定する」を参照してください。

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