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強調表示のルール

 特定のセルを強調表示させたい場合は「条件付き書式」-「セルの強調表示ルール」で簡単にセルを強調表示させることができます。

 強調表示を利用すると一目で特定のセルと目立たせることができます。セル範囲を指定して、条件をセットし、セルがその値に対して大きい、小さい、または重複しているなどを自動で表示させることができます。

 セルの強調表示ルールには次の7種類が基本形であります。細かな設定は新しいルールから作成すればよいでしょう。

  • 指定の値より大きい
  • 指定の値より小さい
  • 指定の範囲内
  • 指定の値に等しい
  • 文字列
  • 日付
  • 重複する値

強調表示のルール

指定の値より大きい/指定の値より小さい

 指定の値より大きいと小さいは基本的に同じなので、指定の値より大きいで説明します。まずは強調表示したいセル範囲を選択しておきます。次に「ホーム」-「条件付き書式」-「セルの強調表示ルール」を選択します。「指定の値より大きい」をクリックしましょう。

 指定の値より大きいダイアログが現れるので任意の数値を入力してみましょう。下図では80を入力しています。するとセルがプレビューで表示されます。数値を変えれば変更した数値に応じた状態でプレビューされます。

 問題なければ「OK」ボタンを押します。

指定の値より大きい/指定の値より小さい

 各人の得点で、80点以上の項目に濃い赤色文字、明るい赤色背景で表示されました。数値の代わりに関数を入力することもできます。

指定の値より大きい/指定の値より小さいの例

指定の範囲内

 指定の範囲内について説明します。特に難しいことはありません。強調表示ルールの指定の範囲内を選択すると指定の範囲内ダイアログが現れます。

 2か所の入力箇所に数値を入力します。下図では60と80を入力しているのでその間の数値が強調表示されます。右側の書式で書式を設定しましょう。

指定の範囲内

指定の値

 強調表示ルールの指定の値をクリックしましょう。指定の値に等しいダイアログが現れます。値を入力すると等しいセルだけ強調表示されます。

 下図では85を入力しているのでセル値に85が入っているものは強調されます。

指定の値

文字列

 強調表示のルールより、文字列を選択します。文字列を選択すると入力した文字列が含まれるセルすべてが強調表示されます。

 下図では文字列に「8」を入力しているので68や85など、8が含まれているセルすべてが強調表示されます。

文字列

日付

 強調表示ルールの日付を選択します。日付には「昨日」〜「来月」までの10種類の期間を選択することができます。指定範囲のセルで期間を設定すると、その期間だけセルが強調表示されます。予定表などを作成したら応用して活用できることでしょう。

日付

重複する値

 強調表示ルールの「重複する値」を選択すると重複する値、もしくは一意の値を選択して強調表示させることができます。

 下図の2枚は同じデータを重複と一意でそれぞれ指定したものです。当たり前ですが、まったく逆のセルが強調表示されています。

重複する値

一意の値

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