条件付き書式で複数条件を利用
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複数条件の利用
条件付き書式は条件に一致するセルに対して書式を変更することができます。工夫次第では色々と応用することができます。
今回は「and」と「or」を利用した複数条件でセルを指定する方法を説明します。今回は下図のデータを利用して説明します。
条件付き書式と基本は同じなので、まずは選択したいセル範囲を選択しましょう。「条件付き書式」-「新しいルール」をクリックします。すると新しい書式ルールのダイアログが現れます。
ルールの書類の選択で「数式を使用して、・・・」を選択しましょう。ここで「AND」「OR」条件を利用します。
AND条件
AND条件とはすべての条件を満たす場合の書き方です。
それではAND条件を利用して複数の条件でデータを選択します。用意したデータで検証してみます。すべて教科で60点以上の場合、合計欄の背景色を緑色に変更したいと思います。
ダイアログの数式欄に次のように入力します。
=AND(B2>=60,C2>=60,D2>=60,E2>=60,F2>=60)
上記式を入力することで、各教科が60点以上の場合背景色を緑色に変更します。
「AND」を先頭に入力し、括弧内に条件を入力します。複数条件を入力するので条件の間は「,」で区切ります。次に数式ボタンをクリックし、背景色緑色を設定します。最後に「ok」ボタンを押しましょう。
以上で各教科60点以上獲得した人の合計欄が緑色で表示されます。もちろん全教科だけでなく、3教科だけ80点以上の場合など、好きに変更して利用しましょう。
ちなみに数式の代わりに論理式を代入しても同様の結果が得られます。
論理式: =(B2>=60)*(C2>=60)*(D2>=60)*(E2>=60)*(F2>=60)
OR条件
OR条件とは少なくとも一つの条件が満たされていれば良い場合の書き方です。
それではOR条件を試してみましょう。少なくとも一つ以上の条件が満たされておれば良い場合なので今回はどの教科でも構わないので90点以上の教科がある場合の条件で設定します。
条件式は次のように記入します。
=OR(B2>=90,C2>=90,D2>=90,E2>=90,F2>=90)
上記の式を入力することで1教科でも90点以上ある場合は背景色が青色に変更されます。
下図は実際に上記数式を入力した場合です。上記1教科以上90点の科目がある場合のみ合計欄の背景色が青色に変更されています。
OR条件についても論理式で表現しても同じ結果が得られます。
論理式: =(B2>=90)+(C2>=90)+(D2>=90)+(E2>=90)+(F2>=90)
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