参照元のトレース
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参照元のトレース
エクセルの便利機能の一つ、参照元のトレースについて説明します。参照元のトレースとは指定したセルの値がどのセルを参照にしているのかを青い矢印で示してくれます。ある表のセルに入っている計算式を消してしまった場合などに上下のセルを参照にしてトレースすると本来の参照元が見えてくることでしょう。
使い方は簡単で、ボタン一つで誰でも扱うことができます。
同一シートで参考している場合
まずは参照元を調べたいセルを選択しておきます。次に「数式」-「参照元のトレース」をクリックします。必要なことはこれだけです。
セルを確認してみましょう。下図のように参照元から矢印で示してくれます。選択したセルの数式は「=C3*D3」になります。

別シートから参照している場合
次に参照元が別シートから来ている場合についてみてみましょう。下図では販売数量はそのままに、単価を「tanka」シートから参照するように変更してみました。よってセルD3の数式は「=tanka!A3*C3」になっております。実際に「数式」-「参照元のトレース」のボタンを押してみましょう。するとシート内からの青い矢印と他のシートを表すアイコンと点線矢印が現れます。

点線矢印部分をダブルクリックすると「ジャンプ」ダイアログが現れます。これはもう一つの参照元に移動するかの確認です。移動先をクリックし、参照先にアドレスが入力されたらOKボタンを押しましょう。

すると別シート「tanka」の該当する単価の場所まで移動してくれます。この機能があることにより、シートをより簡単に管理することができます。
例では数件のデータで説明していますが、実際には数百、数千のデータを扱う場合では単価変更時などとても有効な機能になります。

参照元のトレースの削除
色々なセルを確認した後はトレース矢印を削除しておきましょう。参照元トレースだけを削除する場合は「数式」-「トレース矢印の削除」の右側の下矢印をクリックし、参照元トレース矢印の削除をクリックします。
すべてのトレース矢印を削除してもかまわない場合は「数式」-「トレース矢印の削除」をクリックしましょう。すべてのトレース矢印が削除されます。

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