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数式の検証

 数式の検証とは、セル内に入っている数式を追って検証することができる機能です。複雑な計算式を構築した場合や、他人が作成した関数などを調べるのに便利です。

 数式の検証は検証したいセルを選択し、「数式」-「ワークシート分析」-「数式の検証」で行うことができます。

ワークシート分析

 下図ではH2のセルを検証しています。セルに入っている数式は

=IF(G2>400,"優",IF(G2>350,"良",IF(G2>300,"可","不可")))

 数式の検証ではG2の部分に下線が引かれています。これは現在の検証箇所です。それでは検証ボタンを押してみましょう。

数式の検証

 検証ボタンを押すと検証してくれます。G2の下線部分が209になりました。209>400になるのでこの時、IF関数の真の場合ではなく偽の場合になります。IF関数をネストしているのでG2部分を順番に検証していくとすべてのIF関数で偽の場合になります。

 よって成績欄には「不可」が表示されます。

検証してみる

ステップイン

 検証の時にステップインボタンを押してみましょう。G2の部分の計算式が現れます。G2にはSUM(B2:F2)の数式が入っていることがわかります。ここで検証ボタンを押してみるとSUM(B2:F2)が209になります。

 ステップインすることで個別に確認することができます。終わったらステップアウトでもとに戻ります。

ステップイン

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