PMT関数とゴールシークを利用して金利計算
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新築一戸建ての購入計画
今回はゴールシークの説明なんですが、わかりやすいように新築一戸建て購入計画を参考に説明していきたいと思います。
新築一戸建てを購入するということは普通の人なら当然大きなお金を借り入れることになります。そして手持ちの貯金も頭金として支払う必要があります。また、金利によって、トータルの支払額にも大きく影響しますし現実に毎月いくら返済することができるのか?何年で返済する必要があるのか?
このような問題に対してボクは専門家ではありませんので細かいことまではわかりませんが、ある程度は自分で計算してから専門家に相談した方が良いと思います。アホだと思われたら損ですからね。素人なりに勉強しておきましょう。
よって今回の想定は素人が勝手に想定して計算するだけですので専門家は突っ込まないでください。(笑)何よりもゴールシークの説明がメインなので購入計画については大目にみてね。
PMT関数
住宅ローンの毎月の返済額を確認するためにPMT関数を利用します。PMT関数は次の書式によって計算されます。
=PMT(利率, 期間, 現在価値,将来価値, 支払期日)
・利率-返済(または投資)利率を指定
・期間-返済(または投資)期間を指定
・現在価値-借入金額(投資の場合は積立金額)
・将来価値-借入の将来価値は「0」、投資の場合は積立目標金額
・支払い期日-支払をいつ行うか指定(「0」にすると期末で計算)
ゴールシーク
ゴールシークとはいわゆる逆算の事です。住宅ローンで考えてみると借入金額、支払期間、および毎月の返済額がわかっていたら後は金利です。金利がわかることにより計算したローンの目標を確実に実現する金利が判断できます。
購入計画
実際にPMT関数とゴールシークを利用して計算してみましょう。
まず下図のようにA列にそれぞれローン額、期間、金利、返済額を入力します。B列にローン額2000万円、期間360を入力、返済額の所には「=RMT(B3/12,B2,B1)」と入力します。借りるお金と支払える額を入力しました。この時点で返済額に入力されている数値は無視します。
ここでゴールシークを利用して金利の計算をします。
「データ」-「What-If分析」-「ゴールシーク」をクリックします。「ゴールシーク」のダイアログが現れます。
ゴールシークが現れたら数式入力セルに「B4」を指定。目標値には返済額を入力します。とりあえず毎月7万5千円支払う計画です。そして変化させるセルにB3を入力します。
これによって金利が求められます。
「OK」ボタンを押してみましょう。金利が出ました。2.11%です。通常はローン額、期間、金利がわかって返済額を求める事ができます。ゴールシークを利用することにより、ローン額、期間、返済額を設定してから金利を求めることができます。
このような計算をすることにより、計画できる金利を推測することができます。もっとも現実的には変動金利や繰り上げ返済など色々な要素がからんでくるので一概に言えませんが、色々と想定してから一戸建てを購入しましょう。
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