複数の最頻値を調べる関数、MODE.MULT関数
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MODE.SNGL関数
MODE.SNGL関数を利用することで、データの最頻値を求めることができます。新しい関数と言っても今までのMODE関数と同じ機能です。新たにMODE.MULT関数ができたのでわかりやすいように名称変更となりました。
使い方は簡単です。
=MODE.SNGL(数値1,[数値2],・・・)
MODE関数と同じです。最頻値は一つしか表示することができません。
MODE.MULT関数
MODE.MULT関数はデータの中で、最も頻繁に出現する複数の値を返すことができます。複数の値を調べるには配列数式として入力する必要があります。
=MODE.MULT(数値1,[数値2],・・・)
それでは関数を利用してみましょう。B列にデータが入っています。最頻値は25、51、7の3種類です。MODE.MULT関数を利用して算出します。複数の値を調べる必要があるので配列数式を利用します。
E2:E5の4つにデータを表示させます。まず、E2:E5のセル範囲を選択し、E2にMODE.MULT関数とデータ範囲を指定します。そして配列数式と認識させるため、「Ctrl」+「Shift」+「Enter」で入力を確定します。
すると数式の両端に配列関数を意味する{}で囲われます。そして、範囲選択したセルにデータが表示されます。最頻値は25、51、7です。4個目はないのでエラー値が出ます。
MODE.MULT関数(横方向へデータを出力したい)
通常通りにMODE.MULT関数を使用して横方向にデータを出力しようと思っても、最頻値は一つしか表示してくれません。横方向へ最頻値を出力する場合はTRANSPOSE関数を組み合わせて利用します。
まずは横方向に最頻値を出したいセルを選択します。縦方向で最頻値を出す時の数式をTRANSPOSE関数の中に入れて入力します。
最後はもちろん「Ctrl」+「Shift」+「Enter」で入力を確定します。以上で横方向に最頻値を出力することができました。
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