CEILING.PRECISE関数で発注数を調べる
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CEILING.PRECISE関数
CEILING.PRECISE関数を使うと、基準値の倍数に近い値に切り上げることができます。
=CEILING.PRECISE(数値,基準値)
CEILING.PRECISE関数(使用例)
CEILING.PRECISE関数が活躍する場面と言えば、ケースや箱の発注数を調べるのに便利です。たとえば部品が合計1125個用意できました。12ケずつ入るプラスティックケースと、プラスティックケースが5個(部品60個分)が入る段ボールは何個必要でしょうか?
プラケース数と段ボール数の計算
プラケースは12個入るのでそれを基準に考えます。部品個数は1125だから、CEILING.PRECISE関数で部品を基準値の倍数に近い数に切り上げます。そしてそれを12で割ることによって必要なプラケース数が割り出せます。
同様にして段ボールも計算してみましょう。段ボールはプラケースが5個分入るので部品数では60個になります。60個を基準に倍数に切り上げて、60で割ります。これで必要な段ボール数が割り出せます。
部品点数を変更してみましょう。関数が入力されているとわずらわしい計算をしなくても簡単に割り出すことができます。
ISO.CEILING関数
正負に関係なく、指定された基準値の倍数のうち、最も近い値に切り上げた数値を返します。数値および基準値が0の場合は0を返します。
ISO.CEILING関数の場合は丸めた値の決定時にISOの定義に従って動きます。いわゆる「銀行まるめ」となります。
データ | 切り捨て | 切り上げ | 四捨五入 | 銀行丸め |
11.4 | 11 | 12 | 11 | 11 |
11.5 | 11 | 12 | 12 | 12 |
11.6 | 11 | 12 | 12 | 12 |
12.4 | 12 | 13 | 12 | 12 |
12.5 | 12 | 13 | 13 | 12 |
12.6 | 12 | 13 | 13 | 13 |
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